2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧
☆世界史教育充実のための大阪大学歴史教育研究会の活動は、めざましいものがあります。その活動の現時点での集大成とも言うべきものが本書です。大学教養課程のテキストとして書かれました。帯には次のような言葉が並んでいて、本書の意図を伝えています。 …
世の中には、隠れた名著がたくさんあります。司馬さんの傑作小説群や紀行シリーズほどには目立ちませんが、この『草原の記』はまさにそうした本だと思います。遊牧民の歴史を縦横にたどりながら、激動の20世紀を生き抜いた、ツェベクマさんというモンゴル女…
ウクライナ人のオリガさんが、日本語で書いた美しい本です。 出版されたのは、ロシアによるクリミア併合(2014年3月18日)の1ヵ月半前でした。その後のウクライナの状況を思うと、痛みなしには読むことができない本でもあります。 「母親とおばあちゃんの…