2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

<問いからつくる世界史の授業>(近代)【ナポレオンの妃ジョゼフィーヌと博物学】

☆今回取り上げるのは、ナポレオン1世の妃だったジョゼフィーヌです。ダヴィドの巨大な絵画(「ナポレオンの戴冠式」)に描かれ、のち離婚されたジョゼフィーヌ。多分、授業ではマリ=アントワネットほどには取り上げられないことでしょう。しかし、彼女を取…

中世ヨーロッパの授業【ローマ・カトリックとギリシア正教の違い】

★ローマ・カトリックとギリシア正教の違い・対立[標準、半分はプラスα] ※板書またはプリントの内容です。 <ローマ・カトリック> <ギリシア正教> 1「ローマ教会に首位権」 1「コンスタンティノープルに首位権」 (「ローマには、ペテロの墓」) (「330…

<問いからつくる世界史の授業>(近世)【清の康煕帝はどんな人?】

★康煕帝では、次のことも確認します。[標準] 1 康煕帝の父親が順治帝であること。 2 17世紀の後半から18世紀の前半にかけて、61年間在位していたこと。 ★1について。授業のやり方にもよりますが、「康煕帝のお父さんは誰?」と尋ねると、生徒たちはポカ…

初期キリスト教の授業(古代末期)【五大教会の理解を深めるために】

☆[標準]で終わっても、問題はありません。 ☆[プラスα]、[さらにプラスα]を授業で取り上げれば、ひと味もふた味も違う授業になると思います。(少し難度が高くなりますが。)★図表等の地図で五大教会を確認する時、次のことに注意します。[標準] ・キ…

★こんな考え方で書いていきます【<問いからつくる世界史の授業>について】

★<問いからつくる世界史の授業>というシリーズは、単なる練習問題とは異なります。目的は、「授業をつくる」ことです。★具体的には、次のような3部構成で書いています。②と③が、実際の授業内容になります。 ①テーマ設定の背景にある問題意識、教科書の取…